ネット上で仕事の受発注ができるクラウドソーシング系のサービスが増えてきています。
有名なところではクラウドワークスやランサーズなどでしょうか?
今後はこういったサービスが一般的になり、フリーの人が増えていくのでしょうか?
実はそんなに簡単ではないと思います。
デザイン関係の場合は、コンペ形式か直接契約かのどちらかになりますが、まず、コンペ形式の場合は、自分の応募した作品が採用されなければお金が入りません。
数ある応募作の中から採用される作品は基本的にはひとつだけです。
つまり、そのひとつに選ばれなければいくら制作してもお金にはなりません。
採用されるまではタダで作品を作り続けることになります。
また、直接契約の場合も同様に採用される方は、基本的には1名だけです。
この場合は作品を制作するのではなく、過去の実績などを送るだけですので事前の作業はほとんどなくて済みます。
ただし、選ばれるかどうかは過去の実績次第となります。
つまり、いくら実績がない人が応募しても採用されることはないように思います。
採用されるためにはまず実績を作る必要があります。
コンペ形式の場合は、最終的にはその作品がいいか悪いかだけなので過去の実績はあまり関係がありません。
そのため、毎回いちからのスタートとなりますので、長く続けたからといって必ずしも採用されるわけではありません。
作り続けていれば自分の経験にもなりますので、作品の質はアップしていくと思います。
ただし、いい作品だからといって採用されるとは限りません。
最終的に判断されるのは、採用者の好みや直感だったりする場合があるからです。
実は、依頼内容からここまで読み取るのは非常に難しいです。
説明不足な依頼も多く、初めからそういうふうに説明してくれれば作れたのに、と思うこともしばしばです。
依頼者の欲しそうなデザインを想像して作る必要があるため、また違った能力が必要な感じです。
さらに応募者の数も増えてきていますので、コンペで継続的に採用されるにはそれなりの才能が必要だと思います。
もしかしたら本業で実績を積む方が早いかもしれません。
というわけで、いずれにおいてもなかなか激戦区であり、普通の人がこれだけで生活していくのは難しいように感じます。
つまり、できる人がさらに仕事をもらう場になるのではないかという気がしています。
余談ですが、本当にクラウドソーシングが使えるものならば、クラウドソーシングサービスを作っている人達がまずクラウドで仕事すべきですよね(笑)
そうじゃないということはまぁそういうことですよね。
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