iPhoneを使っていて、iOSのUIについては以前からずっと違和感がありました。
iPhone(iOS)では、アプリから別のアプリへ遷移する時には、
横に移動するアニメーションがありますが、この横移動の方向に問題があるように感じます。
他のアプリへ遷移する時は、左側へ移動するアニメーションが行われて別のアプリが起動します。
例えば、GmailからChromeに移動した時は下記のような配置になっています。
ここで、iOSのUIの規則を思い出すと、
iOSでは戻るボタンは常に左上に配置され、前の画面に戻る時は画面が左側に移動します。
つまり、新しい画面は常に右側にあり、前の画面は左側に配置されているという規則があります。
リストなどから第2階層を表示する時も同様に、新しい画面は右側から表示されると思います。
こんなイメージです。
先ほどの画像に話を戻すと、戻るボタンで左側に戻ろうとしても
Gmailアプリは右側にあるので本来は戻れません。
位置関係がおかしいことがひと目でわかります。
これを解決するために、今のiOSでは左側に戻ろうとすると
なんとGmailが一瞬で左側に移動してしまいます。
規則に則っていないので無理やりですね(笑)
新しい画面は右側に配置されているべきなので、本来は下記のような配置が正しいはずです。
こうすれば、左側に戻ろうとしても
左側にGmailアプリがあるので普通に戻れます。
アプリ内のウィンドウでは常に新しい画面は右側に配置され、
前の画面は左側に配置されているので戻るボタンで左側に戻れるのですが、
なぜかアプリ間の移動だけは逆になっています。
UIとしての統一感がありません。
なぜこのような仕様になっているのか不思議でしかたありません。
ホームボタンをタップした時の挙動について
ホームボタンをダブルタップした時の挙動も不思議なのです。
使用したアプリ一覧を表示すると、前のアプリは右側に、今のアプリはその左側に移動します。
下記のようなイメージです。
そのため、Gmailを使っていた時にアプリ一覧を表示すると下記のようになり、
GmailとChromeの位置関係が逆になります。
そのため、アプリ間の位置関係は、アプリ一覧を表示するたびにおかしくなります。
なぜアプリ一覧を表示するたびに位置を入れ替える必要があるのでしょうか?
位置を入れ替えずに前のアプリを真ん中に表示すればすむはずです。
また、現在の使用したアプリ一覧では、古いアプリほど右側に配置されていきます。
先ほどのiOSのUI規則からすると、これも本来は逆のはずです。
戻る時は左側に戻るということは、古いアプリほど左側に配置されるべきです。
それなのに、現在のアプリ一覧ではなぜか古いアプリほど右側に配置されているのです。
正しくは下記のような配置のはずです。
こうすれば、戻るボタンで左側に戻るという規則に合わせたUIになります。
このように、アプリ内のウィンドウの位置関係は規則に則って表示されているのですが、
アプリ間の位置関係になるとこの規則が無視されて統一感がなくなっています。
そのため、使っていて違和感を感じてしまいます。
できればアプリ間の位置関係も規則に則って統一してほしいと思います。