仮想通貨(暗号通貨)が普及する流れは止められないと思うので、
これからだんだんと仮想通貨(暗号通貨)の時代になっていくと思っているのですが、
ビットコインが本当に一般に普及するのか?と聞かれるとちょっと疑問を感じる点があります。
送金処理の遅さとかビットコインの管理方法とか色々難しいところはあるのですが、
一番単純なところに問題点があります。
それは、
単位が「小数点」
という点です。
小数点のお金を小学生が使えるか?
ビットコインでは、0.000245BTCなどの表記になるのですが、デフォルトが小数点なのでパッと見ていくらなのかが非常にわかりずらいと思います。
金額を確認するのに、まず左から0の数を数えるところから始めないといけません。
大人でもわかりにくいのに子供にとってはさらにわかりにくいはず。
学校で小数点を習うのは小学校3年生ぐらいだと思います。
となると、小学2年生以下の子供にとってはビットコインのお金がいくらなのかがわかりません。
お小遣いをビットコインであげても子供にはいくらなのか理解できないはずです。
逆にお年寄りにとってもいくらなのかよくわからない人もいるような気がします。
計算が面倒くさくて数えるのをやめるかもしれません。
また、教育が行き届いた国ではまだマシですが、小数点をきちんと教えられていない国(または教えるタイミングが遅い国)ではさらに厳しいかもしれません。
近くに銀行がなくて紙のお金を使うのに不自由な国の需要があるのに、その国の人たちが小数点がわからないと意味がありません。
普段の生活で小数点を使うことはほとんどないのにいきなり小数点がデフォルトになったとしても、
自分が今いくら持っているのかさえわからないかもしれません。
そんな状況で普段の生活で使えるでしょうか?
整数の仮想通貨が必要
個人的には、仮想通貨が一般に普及するためには
整数の仮想通貨
が必要だと思っています。
日本では1単位=1円という仮想通貨を作る話もあるようですが、
日本円に固定してはグローバルな仮想通貨にならないので
これだとこれからの時代には意味がありません。
というわけで、もしかしたら整数の仮想通貨を作ればビットコインに勝てるチャンスがあるのかもしれません。
ビットコインが基軸通貨になるのか?
ビットコインである必要性はどこにあるのでしょうか?
ビットコインにはまだ色々な問題があります。
先日はビットコインが分裂してビットコインが2つに別れましたが、
別れても元のビットコインが何も変わっていなければビットコインがよくなったとは言えません。
新しいアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)ができただけです。
近々ビットコインは4つに分裂すると言われています。
こんなことをやっていても何の解決にもなっていないですね。
ビットコイン以外のもっと高機能な別の仮想通貨が基軸通貨になるべきではないかと感じます。
決済に数分もかかっていて(場合によっては数時間)店舗で実用化できるのでしょうか?
また、手数料の問題も指摘されています。
安くて早いが売りの仮想通貨が遅くて高いになりつつあります。
決済スピードが早い仮想通貨や手数料が安い(または手数料がかからない)仮想通貨は他にも色々あります。
そういう仮想通貨を見ていると、ビットコインである必要性はあるのかな?と感じたりもします。
ビットコインは管理する組織がないから非中央集権だと言われたりもしますが、取引所を使っている時点で中央集権と言わざるをえません。
運営している取引所が潰れたら預けていたビットコインはなくなります。
であれば、取引所自体も非中央集権であるべきだと思います(それを目指している仮想通貨もあります)。
マイニングシェアを取っている団体の影響力もあります。
これだけ電気代がかかる仮想通貨って地球に優しいのか?
地球に優しいエコな仮想通貨ってないの?(あります)
完璧なものが一番になるとは限らないのが世の中ですが、
さて、数年後のお金はどうなっているでしょうね?